今年の七夕は、一味も二味も違いました。初日の8月6日、カワイの4階にあるコンサートサロンVerdeで行われた「仙台で聴く!小森輝彦 I~七夕の黄昏に」は、ほぼ満席のお客様をお迎えして、本当に充実したひとときとなりました。

前半は、フォーレの歌曲 《ある日の歌》作品21 Poeme d’un jour とシューマンの《リーダークライス》作品24 Liederkreis、そしてビゼー《カルメン》よりエスカミーリョのアリア。後半は日本歌曲の数々で、中田喜直《霧と話した》《悲しくなったときは》《さくら横ちょう》別宮貞雄《さくら横ちょう》、小森さんがこだわっていらっしゃる作曲家 木下牧子《うぐいす》《夢みたものは…》《さびしいカシの木》《おんがく》。そしてアンコールも《初恋》《赤とんぼ》。小森さんの「言葉」にはすごく説得力が溢れている、と思います。

これから、小森さんにはできたら毎年仙台にいらして頂けたらと考えています。歌曲にはこだわりたいですが、やはり親しみやすいプログラムも考えながら…更に、例えばワークショップとか、皆さんにも参加していただけるような企画もできたら素敵ですね!