MHKSの今年度最後のコンサートは、2月26日に行われた「王様のコンサート XI~千葉まりん ピアノリサイタル~」でした。思い起こせば、一番最初の「王様のコンサートI」は2020年8月23日、クラリネットの町田徹平さんとヴィオラの長谷山博史さん(ピアノ:田原さえ)によるフレッシュでパワフルな演奏。新型コロナウィルスという未知のウィルスとの闘いが始まってしばらくしてからのことで、まさに“挑戦”ともいえるような気持ちで始めたのを思い出します。コンサートをしたくても、会場が使えなくなったり、(他県への移動も制限されたりするほど)人と人との接触を避けてください、という流れになり、本当に不安な日々でした。若い演奏家たちにとって、お客様の前で演奏することはとても大事な経験なのに、それができない!それは困った、どうしよう…ということから始まったのがこのシリーズです。お客様を30名様に限定して、おそるおそる…という感じで開いたものでした。でも、このサロンでのとても温かい雰囲気と拍手に、若手演奏家たちは元気づけられ、励まされたことと思います。私たち自身も、毎回、演奏家とお客様たちから大きなパワーをいただいてまいりました。ありがとうございます!そして、この企画に力を貸してくださったN-oval音楽サロンには、本当に感謝しております。

この素敵なサロンで、今回は、新進気鋭のピアニスト 千葉まりんさんのリサイタルが行われました。ショパンのノクターンで始まり、ベートーヴェンのソナタ、後半はショパンの傑作ともいうべきソナタ第2番を熱演。たくさんのお客様から、しばらく盛大な拍手がやみませんでした(^^)

  

 

こちらでは、ショパン:ソナタ第2番 Op.35より第1,2楽章とノクターンOp.27-2をお聴きいただけます♪